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梅吉さんのクチコミ一覧(20件)

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底なし沼

2010-07-26 18:55:35

子供の頃(昭和40年代)、台風の時期になるとしょっちゅう停電していました。
ある夏の夜、やっぱり停電。
父は仕事場の様子を見に外出して不在、母は台所でおにぎり作り。
私は離れ(というか、建て増ししたお風呂場)で入浴中。

人里離れた山の中の古~い一軒屋、一人ぼっちのお風呂は暗闇です。
外は風が唸り、時々家が鳴ります。
そろりと手を伸ばし、備えていた懐中電灯を点けて棚に置きます。
すると、バスクリンのお風呂の表面がぼわっと緑色に浮き上がる。
しかし五右衛門風呂の底の方は暗くて見えません。

突然、頭の中に「底なし沼」という言葉が浮かびました。
田舎生まれの母から散々聞かされた「きんねどん」(狐の妖怪)や
「がらっぱどん」(河童)や「おまんび」(火の玉)の実話が蘇ります。
実在する知人の固有名詞と近所の地名付きで語られる話は
子供心に深く沁み込んでいました。

私はもう、バスクリンのお風呂が沼にしか見えず、
底の方に得体の知れないものがいるような気がしてきて、
「おがあぢゃーーーーーん!!」と叫んで風呂場から飛び出していました。

いつもは楽しくて気持ちいいバスクリンが
なぜかあの夏だけは怖かった、そういう懐かしい思い出です。

このクチコミに共感した人:7人 / 評価者数 15人
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すべすべです

2010-07-26 18:35:56

明礬炭酸湯はちょっとヌルっとしたお湯で、
湯上りの肌がサラサラです。
腕の内側とか首とか汗でかぶれやすいんですが、
これだと治りが早いようで嬉しいです。

暑くなると湯船に浸かるのが億劫だけど
やっぱりちゃんと漬かった方が体が楽ですね。
それまでは暑い暑いと言っていたのに、
湯に漬かると、意外と足腰が冷えてたんだな、と気づいたり。
クーラー苦手、暑いのも苦手、という脆弱な体がホッとする瞬間です。

冷え性だけど夏はシャワーだけ、という友人に、
これ気持ちいいよ!とプレゼントしたいです。

このクチコミに共感した人:13人 / 評価者数 28人
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寮母さん、ありがとう

2010-06-29 14:54:21

私が20歳の頃のことです。
実家を遠く離れ、都会で働きながら大学に通う、
いわゆる苦学生をしていました。

2年目の夏に、体を壊して1ヶ月余り入院。
実家に経済的な余裕がなく、
学費も生活費も全部自分で出していたために、
仕事をクビになったら卒業できないんじゃないか、と
今後のことが不安で仕方ありませんでした。

退院して勤め先の寮に戻ると、寮母さんが
「お風呂の準備できてるから入ったらええよ」と
声をかけてくれました。

寮のお風呂に行くと、10人ほどがいっぺんに浸かれるくらいの浴槽が黄緑色。
一瞬、なにごとか!と驚きましたが、
懐かしい香りですぐにバスクリンだとわかりました。
寮母さんがこの日だけ、特別にバスクリンを入れてくれたのです。

「母」というより「祖母」というくらいの年齢の寮母さんは、
年頃の娘達ばかりの女子寮の中で、生活態度に厳しく、
なにかと口やかましく注意してくるというので寮生からは嫌われていました。
私も、入院中に洗濯や買い物でお世話になったくせに、
どこか反抗的な態度をとっていました。

でも、この時に、寮母さんのさりげない優しさが伝わってきました。
実家のお風呂と同じジャスミンの香りをかいで
不安や張り詰めた気持ちがほぐれ、
一人ぼっちのお風呂の中で泣いたのを覚えています。

それから無事に大学を卒業。
退寮時、照れくさくて寮母さんに満足なお礼を言えなかったのが、
今でも心残りです。

寮母さん、あの時はバスクリン、ありがとう。
今でもバスクリンのお湯に入ると、あなたを思い出します。

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